思い出の玉手箱

愛ってなに?

恋と愛ってどうちがうの? 愛と惰性はどうちがうの? 愛は奪い合うもの? それとも、与え合うもの? ……って、若い時には考えたことがありました。 今では、その答えがくっきりとわかります。 恋と呼ぼうが、愛と呼ぼうが、もし、求めるたしかなものを、相手…

わたしを作家にしてくれた一言

「ぶぶ漬けさんの写真.龍の彩雲」 探し物をしていたら、なんとも懐かしい作文が出てきました。私がまだ高校一年生になって3か月ほどの頃の、現代国語科に提出したプリントです。 幼く子供っぽくて、そのくせ、精一杯背伸びしたような作文ですが、ここにアッ…

懐かしい人

本日、懐かしい人のブログを見つけて、リンクのお許しが出たので、リンクさせて頂きました。 かつての放送局は退職されましたが、今でも素敵なお声のアナウンサー、本村忠司さんです。 頂いた年賀状に、ブログを始めたと書いてあったので、検索してみたら、…

ショックです、映像京都解散。

しばらく忙しくて、新聞も読む暇がない状態だったので、先日、今も撮影所関係の仕事をしている友人から報されるまで、全く知りませんでした。 日本映画の伝統と技術を、細い糸を紡ぐようにつないできた映像京都が解散してしまったなんて! かつて、京都が「…

ずっと好きだったんだぜ

高校生の頃、私には憧れの君がいました。 その彼はいくちゃんといって、同級の別のクラスだったけれど、ともかく、少女コミックに出てくるような人気者でした。下級生から同級生に至るまで、いくちゃんを観るために少女たちが遠目に群がるような…。 といって…

お化粧しなくても平気だった頃

このところ、あまりに仕事ばかりで、うるおいがなくなってきてヤバいです。それで、今日は執筆の合間に、球根を植えるつもり(趣味、庭仕事っていいのか…)。お友達なんて、趣味バイオリンとか、バレーとか、優雅なのに。 原稿の方は『恋組3』は入稿済み。…

原点へ帰ろう

人間が長く人生を生きれば、ふと、思うことがあります。 「あれ? わたしはなぜここに立っているのか?」と。これは、どんな職業のひとでも同じではないでしょうか。 私は思いも寄らない人生の転換に出会って、どん底の暮らしをしました。具体的にはここには…

十代の恋

十代の頃、私は当時先鋭的だったO先生の小劇団の芝居の代役で、劇団の稽古と撮影所の仕事を行ったり来たりしていました。主役だった女優さんが撮影所で暴力団関係の男性とかかわりができてしまい、京都にいられなくなって、故郷へ逃げ帰ってしまったというと…