ねえさんずの怪!

昨夜は、知る人ぞ知る香月日輪、令丈ヒロ子越水利江子の飲み会、「ねえさんずの怪」でした。
それぞれ超多忙で、体調を壊したりなどもありつつ、ようやく顔合わせ。
さて、まずは待ち合わせでえらいことに。三人で待ち合わせだというのに、ヒロ子ねえと私がそろって遅刻……
三人一緒に買い物するはずやったのに、二人の遅刻メールに焦った日輪ねえ、
「わしじゃ、何買ってええかわからんどーーー」
すまなかった、日輪ねえ〜
まあ、そんなスタートは、結局は珍しくないねえさんず、三人揃ったところで買い物も済ませ、意気揚々と、苺ピザの待つ会場へ〜
おほほほほ、これが苺ピザ!
これが、ほんまに、うんまいのです〜
「うんめぇっっっ」と、あっという間に、残り2ピースに…
「これ、あと二枚しかない。一人分足らへんし」思わずつぶやいた私。
その瞬間、夢中でしゃべっていた日輪ねえとヒロ子ねえが、ハッと沈黙。
しばし三人で、残り2ピースのピザをみつめること……十数秒。
「もう一枚、たのも!」
そういったのは誰だったのか、今でもわからず。(全員、思い立ったのが同時だったらしい)
わはは、というわけで、もう一枚を、三人でたいらげたのだった。
その間、業界の黒い話、仕事の情報交換、愚痴交換などなど、ずっとしゃべり続けていたのに、ここへ書こうとすると、はたと思い出せない。何をしゃべったっけ……なぜか、食った飲んだしゃべった笑った以外の記憶がない……ま、覚えていても書けないことが多いんやけど。
でで、これは、帰宅後に、ヒロ子ねえが送ってくれた写真。
ドアの右にぶら下がっているのが、ちりめん細工の一連飾り(この中に猫ちゃんがいます)。私のおみやげです。
招き猫の手ぬぐいは、ヒロ子ねえの愛しいひとからのプレゼントだそう。
ああ、いいなあ。福を招いてくれそうな猫ちゃんやなあ。
この日、私のお土産は、いつ買ったのか思い出せないクッキー(さらっというな)、紫式部ハンカチと、このちりめん細工飾り。
日輪ねえ「なにっ、いつ買ったかわからんクッキーを持ってくる奴があるか」
りえ子「うーん、しかし、クッキーなど買った記憶が……まったくない」
「わあ、ちりめん細工?」と、さりげなく話題を変えてくれたのか、聞いていなかったのか、ヒロ子ねえ。
りえ子「うん、可愛かったから。一連の飾りやけど、猫とうさぎがあるよ」
日輪ねえ「ほな、うさぎ。うさぎが好きやから〜」
ヒロ子ねえ「じゃ、あたし、猫」
りえ子「それと、紫式部ハンカチ。源氏物語書いたからその記念」
ヒロ子ねえ「わ、文学的〜〜〜あたし、緑のがいい!」
日輪ねえ「なら、ピンクをもらっとく」
りえ子「うん……(にこにこ)」
この時、なぜか言葉少なであったりえ子には、ねえさんたちに打ち明けねばならないことがあった。
(よっしゃ、飲んだ勢いで……)と、ひそかに決意。
というわけで、そこそこ飲んでから「わははは」と、おもむろに、笑いから入る怪しいりえ子。
「わはは、そうや、いうとかな、あかんことがあるねん(たった今、思い出したように)。紫式部ハンカチね、緑のほう、使う前に洗ってね!」
ねえさん方「え、なんで?」
りえ子「はははは……実は、たった一枚しかなかった緑のハンカチを買おうとしたら、お土産屋のおばちゃんが、『これは、柄がよろしおっせ』って、開いて見せてくれたん、手に唾液をつけて……わっははは」
ヒロ子ねえ「なぬっ、では、あたしがそれを引き当ててしまったん!?」
日輪ねえ「わっはは、わしはピンクじゃ〜」


そんなわけで、解散後、ヒロ子ねえからのメール。
「クッキー、クッキー、食〜べよかなって、開きかけたら笑てもた! キャンドルだった〜」
実は、かのクッキー、クッキー型のろうそくやったんです。よく考えると、それなら、薄く記憶がありました。クッキー買った覚えがなかったはず。
それにしても、三人そろって、クッキー型のろうそくに「candle」と書かれているのに気づかなかったという……大丈夫か、ねえさんず(お前がいうな)
ヒロ子ねえのメールの続き↓
「ちりめん細工の飾りは飾ったよ。紫式部のハンカチは洗濯機に入れさせてもろた」
よかった
おばちゃんの唾液は、これで、きれいに洗われたわけですね。