日本全国に投下された、模擬原爆パンプキンを知っていますか?

8/20に録画していた映像12「模擬原爆パンプキンが落ちた町」を見ました。
この本の作者令丈ヒロ子ねえさんとは大の仲良し。
でも、だから紹介するわけではなく、内容が素晴らしかった。
この物語の舞台は大阪ですが、実は、模擬原爆は、1945年(昭和二十年)7月20日から8月14日の間に、日本中の都府県44箇所へ49発が投下されたそうです。
これは、「春日井の戦争を記録する会」の方々の調べで、模擬原爆投下の事実が判明したのは、1991年でした。
日本の敗戦の直前、この模擬原爆投下(アメリカ軍による原爆を落とす練習であったよう)によって、亡くなった方、ご家族はどんな思いであったでしょうか…
そして、長崎と広島には、模擬ではなく、原爆そのものが投下されたのです。

パンプキン!  模擬原爆の夏

パンプキン! 模擬原爆の夏

さらに、この本は一歩進めて、「被爆」と「被曝」が描かれています。
原爆などの爆発によっての放射線被害を「被爆」といい、福島の原発事故などの放射線被害は「被曝」と書くと知っている人は多くはないかもしれません。字は違っても、その悲惨は同じ。
今、この時、とてもいい仕事をなさったヒロ子ねえさんを、人として、作家仲間として、心より誇りに思います。
今なら、映像がここで見られます!クリック!
で、蛇足ですが、ねえさん、どの画面でも美人でした。
(お若い時の写真など必見! もう、お嬢さまそのもの〜)