日本ペンクラブに入会しました

その理由は、作家クラブ、文学文芸協会の中でも、まず一番に原発に反対する本を出版をして下さったからです。
会長の浅田次郎さんは、チェルノブイリ視察に行かれて、ご講演をなさっていますし、理事の野上暁さんも各国の原発関係施設の視察をなさっています。

私自身は、チェルノブイリ事故直後から、原発には反対しています。
原発は、事故がなくても作業員を被爆させ続けなければ運転できません。そして、近隣の海や空気も少しずつ汚染し続け、明らかに誰かを犠牲にしないと続けられないものだからです。

そして、いったん事故が起これば、その悲惨がどれほどのものか、多くの日本人は福島の事故で学んだ通りですが、私はそれより早くチェルノブイリ、スリーマイル事故の被災者の証言から、その怖さを学びました。
私は児童文学者であり、若い人に向かって小説を書く作家でもあります。大切な読者である子供たち、若い人たちの命と健康、そして未来さえ脅かす原発には反対しないではいられません。
原発に反対するのは政治思想などではなく、戦争反対と同じく、命を守りたいという「愛」でしかないことを多くの方に理解して頂きたいと願っております。

いまこそ私は原発に反対します。

いまこそ私は原発に反対します。