デビュー21年、著書90冊からの再スタート！

今年7月に、初めての一般書き下ろしとしての小説を書きました。
皆さまも良くご存知かと思いますが、これまで、児童文学でやってきた様々な分野の仕事があってこそ、書き上げられた時代ファンタジー小説『うばかわ姫』です。

作者: 越水利江子,こより
出版社/メーカー: 白泉社
発売日: 2015/07/03
メディア: 文庫
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発売予約開始から先日まで、amazonの招き猫文庫売れ筋ベストを続けて、好調売れ行きであったせいか、amazonでは在庫が切れ、取り寄せになってしまってますが、各書店やオンライン書店には、まだ在庫があるようで、町の書店やオンライン書店で買って下さったという記事も度々見かけます。
実のところ、若い新人だった時とは違って、今回の一般書デビューは、我ながら気恥ずかしいような気持ちもあり、ここからどれだけの仕事ができるのか…と、かえって不安にかられたりしていたのですが、先日の【黒乙女会】>ごく親しい関西女子作家の定例会…で、お祝いの言葉と、さらにハッパをかけてもらって、ようやく「よしっ」という元気が出てきました。
これまで、児童書という分野の様々な縛りがなくなった一般文庫は羽ばたくように楽しくもあり、一方で、縛りがあるからこそ、工夫の数々をクリアせねばならない児童書の仕事も違う意味で楽しいので、今後は両輪で頑張るつもりです。
そういう意味では、季節風同人作家のあさのあつこさんも、両輪で活躍しておられます。遠い大きな背中ですが（いや、実際はスリムな美女のあさのさんですが…）、書き手としての凛々しさから、仲間から「サムライあさの」と呼ばれる背中を拝しつつ、頑張ろうと思っています。
以下↓は、これまでに一般書として文庫化された本と、一般書向きアンソロジーやYAとして出た本。ま、こういう仕事も少しはしていましたが…