『ガラスの梨 ちいやんの戦争』#ポプラ社 の配本は7月2日。予約が始まってます!


親子で読んで 語り合ってほしい。
戦争のこと、家族のこと、このさきの平和について。

(以下はポプラ社さんが作って下さったリリース資料です)
昭和20年3月13日。大阪・御堂筋が火の川となった日。
鳴り響く空襲警報、雨のように降りそそぐ焼夷弾……。
あの時代、大阪にも大空襲があったことを、あなたは知っているだろうか?
今こそ読んでほしい本格的戦争児童文学!
【あらすじ】昭和16年。小学3年生の笑生子(えいこ)は、国民学校に通う女の子。「ちいやん」と呼ばれて、かわいがられている。働き者の両親と、京都に住む長女の澄恵美(すえみ)、今は家庭を持って別に暮らしている厳格な長男の正義(まさよし)、いつでも心やさしく家族を助けてくれる次男の成年(なるとし)、電車の車掌をしているモダンでマイペースな次女の雅子、わがままだけど愛嬌いっぱいの弟の春男という家族にかこまれ、しあわせに暮らしていた。しかし、徐々に戦争の影がしのびよる。大好きだった成年の戦死、成年が手伝っていた天王寺動物園の閉鎖、建物疎開で離ればなれになってしまった仲良しの千代ちゃん……戦争は笑生子から少しずつかけがえのないものを奪っていく。だからこそ、春男が拾ってきた子犬のキラを必死に守ろうとする笑生子。しかし、大阪の空をB29の大群が襲いかかる。火の海となった大阪の街で、焼き尽くされた笑生子の家。澄恵美と成年に買ってもらったガラスのままごと道具は燃え溶けてしまったけれど、成年が「おいしそうだ」と言ったガラスの梨だけが焼け跡から見つかる。小さなガラスの梨をお守りにして、笑生子は姉兄の思いを胸に、強く生きていく――。戦争のこと、家族のこと、このさきの平和について。