『ぼうけんはバスにのって』#金の星社 著/いとうみく・絵/山田花菜


ぼうけんは バスにのって

ぼうけんは バスにのって

二年生のタクが長距離バスに乗って、初めての一人旅。おばあちゃんがバス停まで迎えに来てくれる予定だけど、たったひとりぼっちの長い旅に、タクはドキドキ!
そのドキドキが、読者にまでリアルに伝わってくる物語運びと、キャラクターに感心しました。
山田花菜さんの絵は、いつもとってもかわいいけれど、タクの隣の席にどっかと座ったお兄さんの存在感に、私までドキドキ!
さあ、どうなるのか……と心配になったけれど、物語の最後には、このお兄さんのキャラクターに癒されました。うまいっ!と声をかけたくなる一冊。
読者の子どもたちはきっと、タクと一緒に冒険の旅をしてくれるでしょう〜