『まいごのしにがみ』#理論社 著/いとうみく・絵/田中映理

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発想の面白さに一気に引き込まれ、一気に読みました。田中映理さんの絵のとぼけた味わいもあり、二重の意味で癒されます。え、死神の話なのになぜ癒されるの?って思うでしょうね。それが癒されるんです❣死神なのに、営業成績が最下位のおじさんは、つまり、死ぬべき人を、あの世に案内する成績が最下位だということ。涙もろくて、情にももろい。全然死神に向いていない、優しいおじさんなのです。さあ、そのおじさん死神は、どうなるのでしょう?こんなふうに、子ども心をつかんで離さない死神さんは、この絵本にしかいないでしょう。