予約が始まりました

恋する新選組(3) (角川つばさ文庫)恋する新選組(3) (角川つばさ文庫) 
恋する新選組(2) (角川つばさ文庫) 恋する新選組(1) (角川つばさ文庫)
恋する新選組3』完結編の予約が始まりました。
新選組の青春を明るく楽しく書いて下さいと依頼された『恋する新選組』なので、予定通り、明るく青雲の志に燃えた新選組の頂点での完結編です。
『月下花伝 時の橋を駆けて』では、池田屋事変のあと、山南さんの切腹あたりまでを描き、『花天新選組 君よいつの日か会おう』は、その後、鳥羽伏見から総司の死までを描いたのですが、『恋する新選組』シリーズは、試衛館時代から新選組結成、池田屋事変の後まで。というわけで、それぞれ別のお話ですが、作家としては、新選組の歴史を通して描けたことになります。なんだか、一つの役割を果たしたような気持ちです。
物語はフィクションですが、核となる史実はできる限り曲げないで書き終えることができてほっとしています。でも、だからこそ、坂本龍馬ことりょうちゃん、岡田以蔵こといーちゃんのシーンは書いている間、胸が張り裂けそうでした。私は新選組も大好きですが、龍馬も大好きです。そして、人斬りだった以蔵もまた憎めないのです。
そんな物語ですが、よろしかったら、読んで下さいまし。
この『恋する新選組』のご感想のお手紙を、昨日、ある方から頂きました。心に染みるご感想でした。「司馬ワールドの延長にある物語」というお言葉、「剣を交える場面の臨場感と迫力」を感じて頂けたとのお言葉、それらお言葉の一つ一つを嬉しく胸に抱きしめ、大切に引き出しにしまいました。
ほんとに、ありがとうございました。