『ストーリーで楽しむ伝記 伊達正宗』#岩崎書店
『ストーリーで楽しむ伝記 伊達正宗』著/佐々木ひとみさん
読んですぐさま感じたことは、作者の愛でした。物語というのは、愛なしに書けば、人の心を打ちません。これまで120冊にのぼる仕事をしてきた中で学習したのはこのことでした。
幼い小学生の時に図書館で読んでも、大学生や成人した子たちが今も愛してくれる本は、私がしらずしらずに惹き付けられ、愛をそそいだ作品でした。
書き手の愛は、知らぬうちに読者に伝わり、作品の命を長く繋いでくれます。この伊達正宗も、そういう一冊になるのではないかと思いました。
ストーリーで楽しむ伝記シリーズでは、拙作の『土方歳三』も出ています。史実を曲げず、愛をもって主人公を書くことは、作家にとって、最も大切な真心だと信じます。
佐々木ひとみさま、素晴らしい一冊をありがとうざいました❣