「心があるとは、わたしの心を、あなたにそそぐこと」 いじめを考える本
私には、いじめを書いた本があります。
その一冊は、『フレンド 空人の森へ』(教育画劇)は、哲学者の大森荘蔵先生が生涯思索を尽くされたテーマ、目にも見えず、触れることもできない不思議な「こころ」について描いたファンタジーです。
- 作者: 越水利江子,田島征三
- 出版社/メーカー: 教育画劇
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本
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こころがあるなら、それをそそぎこんでやってくれ。
この森に、この空に、この土に。
そして、この青太に…そそぎこんでやってくれ。
たのむ。
そうすれば、この世界はすくわれるかもしれん。
「こころに殻はない 世界はいつも あなたに触れている」(箱より)
「ほんとうや真実には たくさんの顔がある」(星を売る人より)
「こころがあるとは わたしのこころを あなたに そそぎこむこと」(フレンドより)
◆目に見えず、触れることもできない不思議な「こころ」をテーマにした「箱」「星を売る人」「フレンド」の3編を収録。
もう一冊は、実際にクラス中のいじめにあった少女の手記から生まれた、いじめを描いた物語『もうすぐ飛べる!』(大日本図書)
どちらも、いじめの根源に迫りたくて、長い間あたためて書いた作品です。
手記を書いた少女が感動してくれて、ほんとにほんとに嬉しかった一冊です。
今こそ、ぜひ読んでください。
- 作者: 越水利江子,津田真帆
- 出版社/メーカー: 大日本図書
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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