友人作家さんたちの新刊ラッシュが続いています〜

いつもなら、じっくり読みこんで各刊ごとにご紹介するのですが、昨年末から本年新春あたりまで、家族の大事と、私自身の体調不良でほとんど仕事ができず、三月の声を聞いて、ようやくたまっていた依頼原稿の一つを入稿したような状態です。今後、春から夏への入稿予定の仕事が五作もあり、引き続き書かねばなりません。
そんなわけで、今回は一挙に三冊をご紹介したいと思います。
きっと、読者の皆さんも、新刊のうちに手に取りたいですよね!

「はやくおきなさい!」「ごはんをたべなさい」おかあちゃんは、「…しなさい」ばかりいう。ぼくいやなんだ。おばあちゃんにそうだんしたら、ことばのまほうをかけてくれるって!そうしたら…(BOOKデータベース)
漆原智良先生の新作絵本です。子育ての時って、お母さんは忙しくて、なかなか余裕ができないですよね。そんな時、ふっと、心を優しくしてくれる絵本です。核家族で、身近におじいちゃん、おばあちゃんがいないお母さんに、そっと手渡してあげたい絵本です。

商店街のスイーツコンテストで優勝をねらうあんこ。親友、マリエとのすれちがいを乗りこえて、とっておきのドーナツをつくります!(BOOKデータベース)

藤純子さんの『恋する和パティシエール」シリーズ」の五巻です。シリーズが五巻まで続くというのは、確実に人気があるってこと!今回は、友情のもちふわドーナツ対決です。美味しそうな七色ドーナツ、絶対食べたくなります。そういう読者のためにレシピもついているこのシリーズ。今回も、ドキドキするぐらい美味しい一冊です〜

5年2組横山雷太、児童会長に立候補します! (ホップステップキッズ!)

5年2組横山雷太、児童会長に立候補します! (ホップステップキッズ!)

「きみに児童会長になってほしい」オレたちのやってる「なんでも屋」にとんでもない依頼がまいこんだ! (BOOKデータベース)
『糸子の体重計』で児童文学者協会新人賞を受賞されたいとうみくさんの新刊です。今や、学校では、「面倒な役割はだれかにおしつけちゃえ!」みたいなことが起こり続けていたのですが、そんな流れを蹴っ飛ばしてくれたような、爽快な物語です。五年二組の仲良し男子四人が始めた「なんでも屋」は、一回三十円から三百円ぐらいまでで、いろんな「手軽なめんどーなこと」を引き受ける秘密のアルバイトでしたが、「なんでも屋」がきっかけになって、なんと「すごくめんどーな児童会長立候補」なんて依頼が!。 いとうみくさんらしい展開に、ほうほう、それで……?って、引き込まれていきます。この物語を、現代の小学生がどう読むのか、何を感じるのか、楽しみです。小学生の感想をぜひ聞いてみたい〜