『麒麟島神記 祈り巡りて花の降る』著/山川沙登美(幻冬舎文庫)のデビューおめでとうございます!

麒麟島神記 祈り巡りて花の降る (幻冬舎文庫)

麒麟島神記 祈り巡りて花の降る (幻冬舎文庫)

信仰の中心である麒麟島に、観光客が押し寄せるこの時期は、掏摸の少年ヤンとリーインにとって格好の稼ぎ時だ。彼らは隣国の姫君・フォニアからあるものを掏り盗ったせいで、世界の命運をかけた戦いに巻き込まれることになり…。愛する者たちを救う冒険の幕が上がる!圧倒的筆力で描く鮮烈なハイ・ファンタジーの傑作、堂々のデビュー(BOOKベースより)

かつて、お目にかかった山川沙登美さんの印象は、とても清らかで美しい女性でした。この物語にも、作者のそういった雰囲気が漂っているような気がします。
デビュー以前に、この物語の原稿も読ませて頂いたことがあります。
その物語が、こうやって一冊の文庫になって、手元に届いたことがとても嬉しかったです〜
沙登美さんは学習院大学文学部で、古代中国都市史を学ばれたとか。なるほど、学ばれたことが血となり肉となり、空想を拡げて羽ばたき、華やかな中華ファンタジーとなって結晶していると感じました。
おめでとうございます、沙登美さん。今後のご活躍を心より期待しております〜