『にいちゃんのなみだスイッチ』著/いとうみく・絵/青山友美


にいちゃんのなみだスイッチ

にいちゃんのなみだスイッチ

ぼくのにいちゃんは、泣き虫だ。強くてかっこよくて面白い、そんなにいちゃんだったらよかったのに…。(BOOKデータより)
もうすぐ一年生になるというのに、ぼくのにいちゃんは泣き虫で、かっこ悪い。
おかあさんに「ピーマンのこしちゃだめ!めっ!」って怒られた時も、友達におもちゃを取られた時も、飼っていた金魚のキンちゃんが死んだ時も、にいちゃんはすぐ泣く。
もっとかっこいい、もっと面白いにいちゃんならよかったのに……と思うぼくが、明日は保育園の遠足の日なのに、熱を出して行けなくなった。
泣きたくなるぼく。すると、一人で遠足に行ったにいちゃんが帰ってきて……と、この先を書くと、せっかくのお話に感動できなくなるので、ここまでにしておきます。
泣き虫って、悪いこと? 恥ずかしいこと?
その答えを教えてくれる感動の絵本です。子ども心によりそった素敵な物語なので、どうぞ親子で楽しんで下さいね♡