黒おとめ会の新刊紹介『夢見の占い師』と『赤毛のアン』

〆切に追われてできなかった新刊紹介その1です。
夢見の占い師』#あかね書房
まぼろしの薬売りシリーズ。今回は、主人公薬売りの時雨、その弟子の小雨のさらにその師匠、雷雨も登場。明治の世になっても、閉ざされた村を訪ねる時雨と小雨。
伝説と不思議の物語に、なんと、意外なラス・ボスが……!
一つの命を無残に踏み台にしてゆく古き慣習、旧来の大きな組織……ならばこそ、新しい薬を見つけ、人々を救おうとする時雨と小雨を応援したくなります。

夢見の占い師

夢見の占い師


赤毛のアン』#KADOKAWA
100年後も読まれる名作シリーズ。おなじみの赤毛のアンが、小学低学年でも読める楽しい一作になっています。編訳の宮下恵茉ちゃんに描かせると、アンの可愛さにきゅんとなる子どもたちも多いかも。アンとギルバートのそれからを読みたくなることうけあいです〜さらに孤児のアンを引き取るマシュウとマリラの老いた兄妹も魅力的で、好きになっちゃいます。

100年後も読まれる名作(7) 赤毛のアン

100年後も読まれる名作(7) 赤毛のアン