新選組レビュー

幕末新選組関係の本は少女時代から読んでいて、中休みして、最近また読み始めているので、相当な冊数にのぼっています。といっても、私は資料としての読書に追われているだけなので読書家とはいえません。それはそうでも、わたくし的幕末資料および小説の紹介はできるかもと思ったりしています。ミクシィあたりでやってみるかな。せっかく、仕事も新選組づいているし。と思いながら、締め切り前の執筆と、取材前の資料読み込みに追われています。でも、ぼちぼち、一、二冊の紹介からなら始められるかも。執筆の息抜きに。
昨日は『まじょもりのこまじょちゃん2』のゲラ校正と電話での打ち合わせ。さらに、『霊少女清花シリーズ1 時空より愛をこめて』のゲラ校正をしました。言い回しなどの修正を少々ですがメールしなければなりません。以前、ゆっくり仕事が出来たときには入稿原稿を修正することはほぼなかったのですが、最近はゲラで修正したくなる場合がよくあります。やはり、原稿には一定の寝かす時間が必要で、最近は一ヶ月に短中編なら一作、長編は二ヶ月に一作という感じで、しかも、並行して二、三作を書かねばならず、寝かす時間はとてもとれない状態。ということは、つまり、入稿からゲラができるまでの時間が寝かす時間にあたっているようです。それでも、荒れた仕事にならないよう得意分野の物語を書いています。無理な内容の仕事の受注は担当編集さんにもご迷惑をかけるので。次々追っかけられても、そのあたりがなんとかしのげている理由かな。
だから、先般、東京でお会いしたおやぶんこと芝田勝茂さんに「『月下花伝』よかったよ〜。それにしても、次々書いてるのに仕事が荒れてないねえ」といって頂いたこと、とても嬉しかったです。(芝田おやぶんは、気に入らない作品は決してほめない方なのです)
でも、先日、後藤竜二さんからはメールで宿題を出されました。
「『書きまくり期』が一段落しましたら、またそちらの分野、読ませて下さい」と。
そちらというのは、『風のラヴソング』『あした、出会った少年』『竜神七子の冒険』につながるリアリズムの物語、あるいはリアリズム・ロマン系の物語のことです。
これらの物語は決して売れまくってはいません。知る人ぞ知るというか、知らんひとはまったく知らん(寂…)の物語です。でも、熱く深い思いを注いでくださる濃いファンがいてくださる一連の物語でもあります。その結果が受賞理由になったり落選理由になったりする曰く付きでもあるかもしれません。あれもこれも書きたいものはいっぱい。でも、時間は限られています。ともかく、締め切り仕事からするしかない……か。
月下花伝―時の橋を駆けてあした、出会った少年―花明かりの街で (for Boys and Girls)竜神七子の冒険 (文学の散歩道)