一仕事はした!

昨日、新企画の企画原稿見直し終わりました(思ったより時間がかかりました)。というのは、以前から書きためていた原稿を見てもらって、この路線かあるいは……という検討をしてもらうための原稿です。だから、入稿ではありません。路線が決まってからまた新たに規定枚数で書きます。ま、ともかく、階段の一段は上がったということで、今日、P社へ送ります。
残る今月締めは、共著ワンちゃんの話と、単行本の捕物帖です。がっばるべ!
捕物帖は、うふふ、わたくしの大好きなキャラの一つ、若殿さまが登場の予定です。それと同時に『月下花伝2』もすすめたいなあ。『霊少女清花2』は8月執筆予定です。一つ一つ頑張るしかないです。
この頃思うこと。
短編をきちんと書けない人は、当然長編も書けない。
じゃ、短編がきちんと書けるからといって、長編が書けるかといえばそうでもない。
長編が書けるひとは短編も素晴らしいかといえば、これもそうでもない。
まあ、どっちを目指すかで、まずどっちに取りかかるかということなんだけれども、これだけは言えます。短編さえも中途半端にしか書けない人が書いた長編は、読む側にとっては苦痛でしかありません。先生によっては、「まず長編を書きなさい。長編が書ければなんでも書ける」とおっしゃる先生もいらっしゃいますけど、それでつぶれるひとも多いのです。最初から長編を書ける人は、もともと短編もそこそこ書ける人の場合が多いです。つまり、前述の先生はそう教えることで、まず書ける人と書けない人を選別してらっしゃるのです。書けない人はここから帰りなさいと。むろん、短編ばかりの癖がついてしまうのは良くないけれど、まずは十数作ぐらいは、このテーマなら誰にも負けないと思えるような短編を書きましょう。そこから、長編へ移れば、これまで見えてなかったものが、クリアに見えてきます。書くことは、遠い坂道です。一番上は見えない。一歩一歩進めば見えてくる景色があって、頂上へ上ればやっと俯瞰できるけれど、坂道はまた向こうの遠い峠へ続いているのです。一足飛びはありません。と、思います。