日本児童文学

「日本児童文学」の最新号がとどきました。
その中で、新人登場のページに、季節風の本多明さんと、この間の日本児童文学者協会の関西大会のシンポで司会をしていただいた安田夏菜さんが登場されていました。
その中で心に残った言葉。
「人が自分のやさしさを確認しながら生きる動物なら、小説の中にも自然の情景が書き表せなくてはいけないと思った。」本多明さんの言葉です。
幸子の庭 (Y.A.books) [ 本多明 ]
「昔、虫たちを飼育した時の気持ちでこのお話を育てました。」と、これは安田夏菜さんの言葉です。
とべ!わたしのチョウ (文研ブックランド)
自然を描く作家は、やはり自然と共に生き呼吸しているのだと嬉しくなりました。
それから、同人誌評で、「季節風」の田中風馬さんといとうみくさんが取り上げられていました。
風馬さんの詩「月の音」については「ぬーんぬーんと月ののぼる音を表現した感覚がすばらしい詩。」とありました。
同意見で季節風に推薦した私はとても嬉しかったです。
いとうみくさんの「ママなんていらない」については、「母を慕う幼児の気持ちが克明に書かれている。」と。これも同感でした。
書けば、読んで、こたえてくれる人がいるって、素晴らしいことですね。