戦国のファッション・リーダー


こまじょちゃんシリーズの担当さんが送って下さった書店用ポップです。画家の山田花菜さんが協力して下さったとか。キュンとするぐらい可愛いです。担当のAさん、花菜さん、ありがとうございます〜
それとbk1で、まもなく出る新刊『時の裂け目で鬼が舞う 霊少女清花2』(岩崎書店)の予約が始まりました↓。amazon楽天はまだのようです。
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さて、タイトルの信長ですが、信長&忍者の新シリーズの画家さん候補にあがっている方の絵が素敵なんです。これまで、私の本になかったタイプの絵なのですが、透明感があって、色彩に光と影があって、男の子と女の子がとても可愛くてきれいです。この方に決まるといいなと思っています。
ところで、信長って、戦国時代のファッション・リーダーだったんですね。天下を取って、日本の王ともてはやされた頃は、南蛮(ポルトガル)あたりの洋装を取り入れて着こなしていたそうです。資料館には、その衣装の一部が残っていて、そりゃあかっこいいです。羅紗のマントや、南蛮コートの袖をなくした陣羽織など。粋で、派手で、闊達です。
こう考えると、少年時代に信長が湯帷子の袖をはずし、半袴で、火打袋などいろいろ腰に下げて、髪を茶筅髷にしてもとどりを紅や萌黄の糸で巻き立て、朱鞘の刀という異様でのし歩いたというのも、信長少年なりの反骨ファッションだったのではと思えます。当時でいう「傾(かぶ)く」ですよね。信長って、少年の頃からかっこよかったんだなあ。
で、これとは別に、もう一本、某社で新シリーズの企画がすすんでいます。こっちは幕末ファンタジーなのですが、これ!というタイトルが決まりそうです>といいつつ、原稿はこれからなのですが。
それにしても、本のタイトルというのは、発行まぎわまで二転三転して、なかなか決まらないものなのですが、企画段階で「これしかない!」というタイトルが決まるのは珍しいことでもあります。
なんだか、いい感じにいろいろ進んでいってます。
原稿は今花百姫をすすめながら、すでに入れた原稿についての打ち合わせやゲラ校正や、なんやかんやで追われています。
今は、ともかく、あれこれ資料を読み込みながら、執筆をすすめています。〆切が幾つも迫っているので、資料だけ読むとか、執筆だけするなどという贅沢ができなくなって、これは少々辛いです。でも、こういう時期もあるさと思うことにしています。
早く読みたい作家さんの創作作品もなかなか読めず。頂いたご本も買った本もどんどんたまっていく一方です。
すみませぬ、みなさま。あと三つほど山を越えたら必ず……!