来月は総司忌です

新選組沖田総司さんの墓参は、一年にたった一日しか許されていません。それも、前もって墓参したい旨を申し出た人だけです。
私は新選組の物語を書き始めてから、今年は四度目の墓参になります。少女の頃から願っていた墓参に、なんとか今年も行けそうです。とはいえ、インフルエンザがこれ以上蔓延しなければですが。
お墓は神聖な場所です。騒いだりするのはもってのほかですが、写真を撮ったりも失礼なのではないかと思い、私自身はカメラも携帯もバッグの中にしまったままでした。けれど、全国から墓参にやって来られるファンにとっては、今は亡き総司に会えたという記念写真の意味もあり、墓参されたほとんどの方が写真を撮っていかれます。そのお気持ちはよくわかります。
私は、初回は墓参できただけで、胸がいっぱいでした。小さく可愛いお墓に涙が出ました。悲しくてではありません。総司の生きた日々があまりに愛おしくて。
次の年、二回目の墓参も写真は撮りませんでした。「また会えて嬉しいです」と、伝えるだけで精いっぱいだったからです。
去年、三度目にやっと「写真を撮らせて下さい」とお墓にお願いして撮らせて頂きました。ものすごく忙しくなって、翌年の墓参はできるかどうかわからなかったからです。もし、できなければ、せめてその写真に墓参をさせて頂こうと思ったからです。その写真です。

土方さんのお墓も、近藤さんのお墓も、井上さんのお墓も、山南さんのお墓も四年前から何度かお参りしています。そのたびに、あらたな思いが込み上げます。今年は、ご無沙汰している龍馬さんのお墓もお参りするつもりです(龍馬さんのお墓は京都にありますから)。
でも、今年の総司忌もなんとか行けそうです。申込みはもうしています。〆切などで行けなくなる可能性はゼロではありませんが、ここ四年間は、もし行けなくなっても、会費はお供えのつもりで申し込んでいるのです。来月、総司さんに会いに行けるように、また執筆を頑張らねばなりません。

第35回総司忌
日時・平成21年6月27日(土)午前11時より墓参開始、焼香
場所・専称寺(港区元麻布・地下鉄六本木駅下車、旧テレビ朝日の裏)
  ○講演・国学院大学院友会館・・・・午後1時30分から   
講師 伊東成郎氏(歴史研究家)
   『幕末新選組こぼればなし』(仮)
【申し込み】総司忌・・・2000円(記念品込み)
  「総司忌についてお願い」
専称寺と主催者側との約束で寺には、問い合わせ等の電話を絶対にしないでください。もし、一人でも電話をする人がいたら、来年度から墓参をお断りとのことです。
献花も出来ません。お持ちくださった花は供えた後、持ち帰っていただきます。 新選組友の会会員及び会員以外の人にも厳守していただきます。また、一般的に普段着を着用してください。
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