跳べないイルカのラッキー、天国へ

さっき、amazonのラッキーの絵本を見に行ったら、新しいレビューを書いて下さった方がいらして、たった三行ほどなのに泣きそうになりました。ラッキーへの追悼のお言葉、どなたか存じませんがありがとうございました〜
ぼく、イルカのラッキー  ラッキーの記事・毎日新聞
ラッキーのトレーナー土屋君のブログ「今日も勉強中!」
「判官びいき?」イルカのラッキー、大人気
品川プリンスホテルにあるエクソンアクアスタジアムで人気者だったラッキーが亡くなったと知って、ショックを受けています。
みなさまはイルカショーをご覧になったことがあるでしょうか。大きなイルカたちがそろって水上からハイジャンプする迫力は、観に行っても決して損はないです。感動します。尾びれだけで水面に立ち泳ぐテールウォークも可愛くて凄いです。
そのなかで、ラッキーがどこにいるか、すぐわかりました。そろってハイジャンプするイルカたちの中で、ひとり、やたら低いジャンプしかできないイルカがいます。それが、ラッキーでした。
水面立ち泳ぎのテールウォークなどはほかのイルカは見事なのですが、ラッキーは溺れているようにしか見えません。
そう、ラッキーは運動苦手なイルカだったのです。でも、それが可愛くて、人気があつまり、ラッキーはイルカショー1番の人気者だったのです。
私はラッキーが元気だったときに、毎日新聞社からの依頼で、ラッキーの絵本を書きました。取材でラッキーを観て、その可愛さに心を奪われたので、物語は一気に仕上がったのを覚えています。
そのラッキーが亡くなったのです。人間にしたら、まだ若者だったのに。
アクアスタジアムでは、ラッキーの思い出コーナーがつくられているそうです。
ああ、ラッキー……とても悲しいけれど、この世の呪縛から解放されたラッキー。
小さなラッキーが天国の大海原をどんどん泳いでゆく姿が見えるようです。