川村たかし先生とのお別れ

【花野にて】
今日は早朝から奈良五条市へ行ってきました。児童文芸家協会会長の川村先生とお別れをしてきたのです。
会場に入りきれない人々、あふれる花々の薫りで埋め尽くされた告別式でした。あらためて、川村先生の偉大さを思わずにはいられませんでした。
川村先生とは、同人の亜空間、プレアデス、梅花女子大学などの関係でご縁がつながっていただけで、私自身は直接文学のご指導を頂いたこともありません。
でも、川村先生の仙人のようなご風貌を前にすると、不思議に「川村先生」以外の呼び方が出てこないのでした。
私の現在の友人たち、関西の作家仲間は、川村先生と師弟の関係にある人たちが多くて、告別式会場はそういう川村門下、同人、作家の皆さまが沢山おいでになっていました。
皆さま、今日はお疲れさまでした。ご挨拶できたもののそれだけですれ違った方や、あとで聞けばおいでになっていたのにご挨拶もできなかった方もあったのですが、でも今日は川村先生とのお別れの会ですから、皆さまも川村先生にご挨拶するためにおいでになったのだからいいのですよね。
川村先生のお見送りにも人それぞれ見送り方があって、出棺まで見送りたいという方々もあれば、見送った者同士で川村先生のお話をしながら心の内で見送りたいという方々もいて、私は後者でした。
ご一緒したのは、作家仲間の竹内もと代さん、横山充男さん、天沼春樹さんでした。川村先生に献杯をして、川村先生のお話をいっぱいすることができて良かったと思っています。