季節風幹事会から…

献杯!】
今後の方針を話し合う緊急幹事会から、本日戻りました。
季節風代表、後藤竜二さん急逝のため、季節風会員のみなさま、それから、いつもご支援下さっている出版各社のみなさまには、ご心配をおかけしました。
くわしいご報告は公式にお届けすることになることと思いますので、ここでは、ともかく、これからの季節風は一致団結して、後藤代表の魂を引き継いでいくということをご報告いたします。
季節風総会は秋の大会時期になるため、ひとまず、幹事会承認のかたちで季節風の運営をしていかねばなりません。
そのため、幹事全員が最良の方法を考え、そしてまた、みなが季節風のために何が一番いいかを話し合いました。
その結果、満場一致で、季節風代表はあさのあつこさん、事務局は高橋秀雄さん、そして、幹事全員が最大限お二人の支援をするという体制で、後藤代表亡きあとの季節風を支えていこうと決定されました(※正式には、秋の総会で決定されます)。
後藤代表のお別れ会についても話し合われましたが、これはまた日取りなど、詳しく決定されましたら、お知らせ致します。
次号の「季節風」の編集委員は、佐野さん、八束さんと越水です。
私の個人的な希望ですが、次号の「季節風」の編集委員の名簿には、今まで通り、後藤竜二の名を掲載したいと考えています。
いえ、これからも、「季節風」ある限り、永遠に後藤竜二の名がそこにあってほしいと願っております(おそらくは、幹事全員の気持ちも同じだと思います)。
季節風」は、後藤竜二を失ったのではなく、変わらず後藤竜二の思いと魂を引き継いでいるのだと、これまでよりいっそう強く後藤竜二の思いと魂を護っていくのだと、みなさまに知って頂くためにも……。
悲嘆と混乱の中で戸惑うだけでなく、私たちなりに前を向いて前進する決意を固めた貴重な一日でした。
そして、お知らせしたいのは、後藤さんの新作『尼子十勇士伝』(新日本出版社)が出ることです。
三巻予定の続刊は望めないかもしれないけど、この日、会場に、新刊見本が届いて嬉しかったです。まるで、後藤さんが来てくれたみたいで。

幹事会、合評会の後、懇親会では、後藤さんの写真を前に、みなが三々五々、写真に献杯し、話しかけ、笑いかけ、勝手に逝ってしまった文句をいい、そして、変わらぬ写真の笑顔に泣かされました。
その後、私は朝五時起きの疲れが出てしまって、三次会には参加できませんでしたが、みなさま、本当にありがとうございました。
お話しできましたみなさまのお言葉の一つ一つが私の宝物になった一日でした。「季節風」は、素晴らしい人たちの集まりだなあと、しみじみ感動した一日でもありました。
後藤さん、きっと、あの場にいらっしゃいましたよね?
私たち全員の心の中に、後藤さんが生きていらっしゃるのをご覧になりましたか?
「じゃ、あばよ」って、カッコよく逝ってしまったつもりでも、そうは問屋が卸さないのですよ、後藤さん。