深夜のつぶやき8〜11「月に関するつぶやき」まとめ

昨夜は中秋の名月でした。
ところが、京都は雲が厚くて、名月はなかなか姿をあらわしてくれず。
真夜中、ゴミ収集場所へゴミを出しに行ったまさにその時。
待っていてくれたように、月が顔を出してくれました。
ありがとう、お月さま。
というわけで、月に関する深夜のつぶやき。
臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前の九字。この九字の意味は『兵(いくさ)に臨(のぞ)みて闘う者、皆、陣列の前に在り』という意味。つまり、『こっちは、こんなにすごいメンバーが揃って完全無比の臨戦態勢だぜ。魔よ、恐れ入って立ち去れ!』ってこと。
魔を封じる忍者の九字印「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前!」は、夜は月に向かって唱える。今夜の満月は最高のパワー。昼間は太陽に向かうが朝陽が最高。今夜は、皆で満月のパワーを全身に浴びよう〜
月といえば、神話では、月には桂の木があって、そこに桂男(ササラエヲトコ)がいるという。昨夜の名月なら、桂の木と桂男を見た人はいるでしょうか。
日本最古の歌集、万葉集にある歌。目には見て/手には取らえぬ/月の内の/楓(かつら)のごとき/妹(いも)をいかにせむ。これは、目には見えても手には取れない月の桂の木のような恋人を歌った恋歌。
天(あめ)の海に/雲の波立ち/月の舟/星の林に/漕ぎ隠る見ゆ。天の海に、雲の波が立って、月の舟が星の林を渡っていくのが見えるという、天を海にたとえての雄大なファンタジーの歌。どれも、あの月から来た姫君、かぐや姫の物語を彷彿としませんか?
今日も十六夜の月、満月に近くパワーがあるんだけど、近畿は一斉に雨ですね。残念。
(※画像絵/越水利江子/昔描いたかぐや姫の絵本から)