忘れ去られた負け犬の遠吠え…

エラいものを見てしまった……実は、ちょうど『月下花伝 時の橋を駆けて』が本になった頃の日記なんですが……。以下(セピア文字)のことが、綴られてありました。

先日の上京で、神さまの声を聞きました。いや、実際は、となりで飲んでいたM社の編集さんのお声なんですが。
「越水さんはヤングアダルトが向いてるなあって、ずっと思ってたんですよ。次、ヤングアダルト書きませんか」と。
神さまのお声は、時として、人の声を借りて降りてきます。秋にはD社へもヤングアダルト原稿を入稿の予定です。M社でもとなると、ヤングアダルトづいています。
それから、笑わないで聞いて下さいね。彼はこうもいってくださったのです。
あさのあつこ森絵都とくれば、つぎは越水利江子でしょう!」と。
酔った勢いとはいえ、ものすごく励まされました。「ありがとう…っ」って、ハグしたいくらいでした。これを神さまの声として、大きなお仕事をされているお二人を目指して頑張ろうと心に誓いました。
大切なのは実現するかどうかではなく、真剣に目指すことができるかどうかです。真剣に目指して精進すれば、形は違っても、必ず夢は実現するものだと、これまでの人生で経験しています。そうだ、目指さなければ!と気づかせてもらいました。ありがとう〜Fさん。(心でハグ>こっそり)

ううう……
し、しっかし、このFさん、その後、後輩の美人作家Kちゃんを紹介したら、上のヤングアダルトの話はすっかり、彼女のものに……!
どういうこっちゃ〜 私の心のハグはどーしてくれる〜!?
あ、いや、でも、神様の声には違いなかったんです。その後、私自身もヤングアダルトの仕事がどんどん増えていきましたから。
そ、それにしても、男心に正直すぎるではないか……Fさん。
うう、負けないぞっ。あたしかて、今、ヤングアダルト向き、本格ファンタジーを書いてるんやから。うちで出させてほしかった〜っていっても遅いからね!(忘れ去られた負け犬の…悲しき遠吠え…
あ、でもね。後輩のKちゃんの名誉のために付け足すと、Fさんの編集としての目は確かなんです。
Kちゃんのヤングアダルト小説は面白い!