人は、人生の早い時期に生まれてきた理由を知るのだよ

これは、昨日の日記に書いた『アルケミスト』に書かれた言葉です。
◆人は、人生の早い時期に生まれてきた理由を知るのだよ。(※だが、前兆に注意しないものは、やがて、それを忘れていく)
◆(人生の)宝物を見つけるためには、前兆に従って行かねばならない。
◆傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心にいってやるがいい。


◆愛とは砂漠のように動かないものではないからです。また風のように動きまわるものでもありません。愛は、あなたのように、すべてのものを遠くから見守っていることでもありません。愛とは、大いなる魂を変え、より良いものにする力なのです。
アルケミスト 夢を旅した少年』(パウロ・コエーリョ著)に記された宝石のような言葉の数々。
本文には「人が自分の運命を追求するのを、愛は決して引き止めはしない」という言葉も出てきますが、角川文庫の邦訳では「人」が「男」となっています。
男と、人では、全く意味が違ってきます。
英訳から邦訳すれば、「男」とも「人」とも訳せるのでしょうが、ここはやはり、「男」ではなく「人」であると理解したいと思います。
前兆は、この本にも書かれていますが、誰にでも起こるのです。
そのことは、私自身の人生においてもこの本を読む前から知っていました。
たぶん、人生の早い時期に、自分が生まれた理由を知って、忘れなかった人、自分が心から求めた仕事についている人、またはその道程にいる人、この世で二人といない伴侶と連れ添っていらっしゃる人などは、同じことを感じてらっしゃると思います。
みなさんも、前兆にご注意下さい。
人が心から望み進むべき道には、幸運であれ障害であれ、必ず生きるべき未来へとつながる前兆が起こるのです。
「痛みは変化の母。雨は降らなければならない。」という言葉も、きっと同じことを伝えているのだと思います。