越水利江子公式ホームページ「風雲童話城」引っ越し作業中です〜

【旧HPから、平等院の藤】※削除した写真の一枚です
これまでHPを提供してもらっていた会社が、今年5月中旬に提供をやめるということで、OCNへ引越しすることになりました。
ただ、容量は以前の四分の一しかありませんので、画像や情報の四分の三を削除せねばならず、これまであった童話城の「ご常連作家さんのご本のご紹介」や、越水の個人的なページ(裏庭、古家など画像ページも多数)も削除するしかありませんでした。なので、この機会に、心機一転、残ったページもおいおい新しい取り組みに変えていこうと思っています。
そんなわけで、新しい風雲童話城のアドレスは、以下に変わりました。
新・風雲童話城  http://www7.ocn.ne.jp/~dowajo/index.html
リンクして頂いている方は、変更をお願い申し上げます。
そんな作業で、削除予定の旧日記の一文が懐かしかったので、ここに転載します。

書くこと表現すること(季節風大会報告その2)              
季節風はすごいと思うのは、その熱気です。
大会では、それぞれ分科会に分かれますが、終わりの総会で全員顔を合わせます。
その時の分科会報告を聞いていると、それぞれの分科会の熱気がビシバシと伝わってきます。
世話人をしている私まで、よそを覗いてみたい気持ちにさせられるのは、児童文学界ひろしといえども、この季節風くらいではないでしょうか。
さて、今回の私の分科会は、幼年童話&自由な短編分科会でした。
幼年童話は初心者の方もいらっしゃいましたが、その方を含めて、心をぽっと温めてくれるような心映えのいい作品ばかりでした。
というと、あれ、こころばえって「心延え」って書くんじゃなかった? って、思われる方もいらっしゃると思います。そうなんです。ほんとはそう書くのです。
心延えが正しい。
でも、私がいいたいのは「心映え」なのです。
水辺にたつ人の姿が水に映るように、書かれた作品には作者の心が映るのです。だから、心映え。
童話は心映えが大切なんです。
どんなに文章がうまくても、心がにごったりよどんだりしている人の作品は、読む人を元気にはできません。
怖いことですが、心は隠しても作品に映し出されるのです。それが心映え。
そして、今回はこの心映えが良くて、ここをこうすれば面白くなるというのが良く見える幼年作品が多かったことが、参加者にとって、互いに沢山のことを学ぶ機会になったのではないでしょうか。

なんてこと書いてました。
なるほど、心映えねえ……。これって、でも、童話だけじゃないね。作家はみなそうだし、作詞家も、映像作家も、漫画家も、みんなそうですね。心のありようが、作品に映し出されるっていう意味では。
考えてみれば、怖いことでもありますね。