『まいごの、まいごの、ゴンザレス』服部千春

まいごの、まいごの、ゴンザレス (おはなしトントン28)

まいごの、まいごの、ゴンザレス (おはなしトントン28)

小学校1年生のタクヤは、赤ちゃんの弟シンヤと二人兄弟。忙しいお父さんに替わってお母さんが遊園地に連れて行ってくれたが、タクヤは迷子になってしまう。泣きそうになっていると、トイレの裏で泣いている赤ちゃんカイジュウを発見したのだ。カイジュウの名前はゴンザレス。タクヤはまいごになっているゴンザレスのお母さんをさがすことにしたが……。 amazon内容紹介より)

服部千春さんのカイジュウ絵本シリーズの二作目。
村上康成さんの絵は、こどもがクレヨンで描いたみたいな絵ですが、表情があって、すごく可愛いです。
最初は、タクヤが遊園地で迷子になる…幼児絵本によくある生活童話かな?と思いましたが、服部さんのお話がそんなことで終わるはずはないのでした。迷子のタクヤの前に現れたのは、ちびっ子カイジュウのゴンザレス。「戦隊ヒーロ−ショーに出る怪獣かな?」と思ったのに、ゴンザレスも迷子なんだって!
さあ、それからの展開が楽しいです〜
途中、登場するおじいさんがいい味だし、お父さんも素敵。
さすが、物語のおさめ方、プロだなあ〜と拍手!
さらば、シッコザウルス (おはなしトントン20) ←『さらば、シッコザウルス』も、服部&村上コンビです♪