格調高い本づくり、ストーリーで楽しむ日本の古典


昨日、『忍剣花百姫伝(三)時を駆ける魔鏡』のゲラ校正を返送したかと思えば、本日は、岩崎書店さんの「ストーリーで楽しむ日本の古典シリーズ」のうち、『平家物語』『雨月物語』の見本が、私の書く『落窪物語』のゲラ校と一緒に送られてきました。
ご覧ください! 
表紙絵といい、本の作りといい、なんとも格調高くて感動〜!

この『平家物語』の著者は石崎洋司さん(絵・岡本正樹さん)、『雨月物語』の著者は金原瑞人さん(絵・佐竹美保さん)という、なんとも豪華な執筆陣です。ちなみに、今年出版されるのは以下の作品と作家。シリーズは来年にも続きます。



1.そこに神様がいた! 不思議なはじまりの物語 『古事記』 那須田淳
2.いじめられた姫君とかがやく貴公子の恋 『落窪物語』 越水利江子
3.百の恋は一つの宇宙…永遠にきらめいて 『百人一首』 名木田恵子
4.猛将、闘将、悲劇の貴公子たちが火花をちらす! 『平家物語』 石崎洋司
5.魔道、呪い、愛、救い、そして美の物語集 『雨月物語』 金原瑞人
凄い作家である皆さまは、年間沢山の本を書かれていると思いますが、それでも、このシリーズは仕上がりを楽しみにしてらっしゃるのではないでしょうか。
世界に誇れる日本の古典文学を、子供たちに届けるために、楽しいストーリー仕立てで書く仕事なんて、どの先生方も、きっとわくわくなさったはず!
ほんとに、本年のシリーズがずらっと揃うのが楽しみです。
ちなみに、拙作『落窪物語』の絵は沙月ゆうさんです。前日のPV「赤い砂堕ちる月」をご覧下さい。