パリ、ベネツィア、ローマの旅No1「花のパリへ」

初めてのヨーロッパ、パリ、ベネツィア、ローマの初日は、芸術の街、パリに降り立ちました。
パリを行く人々は、老若男女、どのひとも自信に満ち溢れてかっこいい。というのが、最初の印象でした。特に、若い男性たちの男前度は半端ではありません。
「みんな、俳優になれそうな顔やな」とA子(娘)。
「うん、知性的な男前ぞろいやね。老いも若きも」
「なら、俳優になる人って、この中の人たちと何が違って俳優になるの?」とA子。
「たぶん、それって作家と同じ。才能、運のほかに、何が何でも俳優になるって諦めない人間。その人が俳優になるんやわ、きっと」
なんてことを話しながら、でも、よく見れば、ホームレスらしき人もいて、何より、街には、結構ゴミが散乱しています。かなり目立つのはたばこの吸い殻。街ゆく人も煙草を吸う人、歩き煙草の人も多いようです。男女とも。
日本の町のゴミ一つない様子を、ふと思い出しました。
とはいえ、街並みの美しさはため息が出ます。
「こんな美しい街で暮らしたり、働いたりしている人は、どんな気持ちなんやろね」と、A子と話していると、ちょうど前のクラシックな美しい建物の出入り口で煙草を吸っていた男性が、くわえていた煙草をポイ! …踏み消しもせず。そのまま、ぷいと建物の中へ…
「あんな気持ちなんや!」と、同時に笑ってしまった私たちでした。
どんな美しい街に暮らしていても、日常となれば、そんなものかもしれません。


写真班のA子の写真整理が追い付かないので、絵はがきでご紹介すると、私たちがまず行きたかったのが、ここ。
かの「オペラ座の怪人」、愛しきファントムがいたオペラ座です。

中はこんなふう。
重厚で、美しい舞台。







その天井画は、シャガールの絵。
内部は、もう、宮殿のようでした。
映画で観た「オペラ座の怪人」のシーンが思い出されます。

後日、見学に行ったベルサイユ宮殿のようなシャンデリアの続く美しい廊下など、明日も、その内部をご紹介しますね。
(明日に続く)