第34回季節風大会参加116名、生原稿を引っ提げ集結
10月27日、28日は、一年に一度の季節風大会でした。第34回大会ということは、つまり34年も続いているということ。「思いを言葉に!」というテーマのもと、それは熱く、書くことへの愛に溢れた二日間でした。
各分科会講師は、以下の通り。
A・はじめの一歩 ★工藤純子・イノウエミホコ
B・ファンタジー ★浅井利之
C・楽天性 ★高橋秀雄・阿久津稔
D・なんでもあり ★八束澄子・北原未夏子
E・物語 ★あさのあつこ・いとうみく
G・ナンセンス・ファンタジー ★吉田純子・加藤一美
H・名無しの分科会 ★佐野久子・飯田朋子
I・愛の物語 ★越水利江子・土山優
J・そこが知りたい ★高橋うらら
どの分科会も、皆さん、来てよかったという感想、報告。それを聞いて、ああ、今年も大成功だったんだなと嬉しかったです。各分科会で選ばれた大会推薦作品は、今後の「季節風」に掲載されます。
愛の物語分科会の皆さま、お世話になりました〜
それに、拙著をわざわざご持参下さり、サインを求めて下さった皆さまにも心から感謝!
それと、この二日間で頂いた同人誌などをご紹介します。
◆同人誌「こてまり」(創作児童文学の会 こてまり)
◆「さっぽろ市民文芸」(札幌市民芸術祭実行委員会)では、季節風の越智みちこさんが、「神楽が聞こえる」で、札幌市民芸術大賞を受賞されました。
◆同人誌「花」(児童文学同人誌「花」)
◆評論集「同時代を描く国内リアリズム児童文学の半世紀」きむらともお著
※評論集で、取り上げられた作品と作者名を一部ご紹介しておきます。
写真は、拙著『竜神七子の冒険』の評論ページです。
1960年『サムライの子』山中恒(講談社)。
1961年『キューポラのある街』早舟ちよ(弥生書房)。
1964年『チョコレート戦争』大石真(理論社)◆ 『宿題ひきうけ株式会社』古田足日(理論社)。
1967年『天使で大地はいっぱいだ』後藤竜二(講談社)。
1974年『兎の眼』灰谷健次郎(理論社)。
1980年『ぼくらは海へ』那須正幹(偕成社)。
1984年『小さいベッド』村中李衣(偕成社)。
1986年『街角の夏休み』木暮正夫(旺文社)。
1989年『海辺の家の秘密』大塚篤子(岩崎書店)。
1990年『サマータイム』佐藤多佳子(MOE出版)。
1992年『夏の庭』湯本香樹美(福武書店)。
1993年『青春航路フェニックス丸』八束澄子(文溪堂)。
1994年『西の魔女が死んだ』梨木香歩(楡出版)。
1996年『バッテリー』あさのあつこ(教育画劇)。
1998年『ビートキッズ』風野潮(講談社)◆ 『つきのふね』森絵都(講談社)。
1999年『大空のきず』次良丸忍(小峰書店)。
2000年『透きとおった糸をのばして』草野たき(講談社) ◆ 『ぎりぎりトライアングル』花形みつる(講談社)。
2003年『ペーターという名のオオカミ』那須田淳(小峰書店)◆『若おかみは小学生』令丈ヒロ子(講談社青い鳥文庫)。
2006年『しずかな日々』椰月美智子(講談社)◆ 『竜神七子の冒険』越水利江子(小峰書店)◆ 『レネット、金色の林檎』名木田恵子(金の星社)。
2007年『スリースターズ』梨屋アリエ(講談社)。
2008年『ジジ君と歩いた』宮下恵茉(学習研究社)◆ 『東京クロスロード』濱野京子(ポプラ社)。
2009年『風の靴』朽木祥(講談社)などなど…(全部書けなくてすみません)
明日は、季節風作家の本、『シャインロード』升井純子著、『恋する和パティシェール2』工藤純子著、『おねえちゃんって、もうたいへん!』いとうみく著をご紹介致します。