パリ、ベネツィア、ローマの旅NO7「ヴェルサイユ宮殿 その1」

さて、ついにヴェルサイユ宮殿です。
でも、これは写真があり過ぎて選ぶのも大変なので(博物館内や特殊な場所以外は自由に写真が撮れました)、そんなわけで一部のご紹介になります。
それでも、おそらく3,4回に分けねば無理かと。

世界文化遺産屈指の建造物、ヴェルサイユ宮殿の遠景。
17世紀フランス芸術の中でも、最も美しく完成されたものとされています。


宮殿の門の前。
中央に大きな鞄を肩にかけて立っているのは私です。
この大きな鞄、斜交いにかけることもできるし、便利は便利だったけど、やっぱりちょっと大きすぎた。
旅行には、もうちょっと小ぶりがいいかと。
まあ、そんなことはともかく、金ぴか門の奥の宮殿は、それは重厚なものでした。
こちらは、絵はがきの全景。
背後に見えるの川のようなものは、広大な庭にしつらえられた水辺、グランカナル(大運河)。
地平線が見える広大な庭は、のちほどご紹介します。

上の写真の中庭の中央に、小さく見えるのがこれ。
ルイ14世の騎馬像です(絵はがき)。

宮殿内に入ったばかりの回廊です。


そして、ここは「王室礼拝室」。
当時は、毎日、ミサが行われていたそうです。
二階の構造になっていて、ここが一階。

こちらは二階の天井画です。
正面に見えるのはパイプオルガンの輝き。

王の公務が行われたという「ヘラクレスの間」へ。
ドアの豪華なこと。

ヘラクレスの間の天井画「ヘラクレスの神格化」と窓の光。
ヴェルサイユで美しかったものは沢山ありましたが、なかでも、窓から差し込む光の美しかったこと!

ヘラクレスの間で、解説を聞く日本人集団。
その中にちゃっかりまぎれて、「なるほど〜」と、天井を見上げている私が見つかるでしょうか?
宮殿内には、素晴らしい絵画が無数にあります。
でも、実のところ、フランス革命時、王や貴族がいなくなった宮殿からは、ほとんどの絵画や調度は持ち去られてしまったそうです。
つまり、天井画は別にして、現在飾られている絵画の多くはその後の時代の絵画か、買い戻されたり、再現されたものが多いそうです。あっ、ここにも私の後ろ姿が……


ビィーナスの間。
ローマ皇帝の扮装をした若きルイ14世の像。

美しきビィーナス……。
(続く)