絵本『サンタさんたら、もう!』著/ひこ・田中(WAVE出版)と、『まゆげちゃん』著/真珠まりこ(講談社)

サンタさんたら、もう! (えほんをいっしょに。)
きょうは、クリスマスイブ。セイヤはねないで、サンタさんを待つつもりです。 ようやくサンタさんがきたと思ったら、サンタさんはセイヤの家に入るIDカードをわすれてきたのです…こんなサンタさんから、セイヤはどんなプレゼントがもらえるのでしょうか。(内容紹介より)
ひこ・田中さんのまぬけなサンタさんが人間らしくて笑ってしまいます。
子どもにやりこめられているあたり……お父さん、お母さんも覚えがあるのではないでしょうか。
クリスマス本って、沢山あるけど、こういう物語はなかったなと思いました。
ほんとに、「ぼくたちのサンタさん」って気持ちになれる温かなクリスマス物語。
今年のイブは、これを子どもたちに読み語ってあげたくなります。


まゆげちゃん (講談社の創作絵本)
「おとうさんの まゆげは ふとくて おおきい……。」「まゆげちゃん!」ではじまる、真珠まりこさんの絵本です。「おとなになったらできるよ」って、大きくなることの楽しみを教えてくれるおとうさん。ゆかいなまゆげの動きとともに、思わず「へんがお」をしてみたくなるような楽しい一作。(内容紹介より)
なんといっても、この表紙のインパクトに勝てる絵本はそうないでしょう。書店で見つけたら、絶対、手に取ってしまいます。
さらに、開いてみてびっくり! まゆげちゃんっていうから、まゆげちゃんというあだ名の子どもが主人公かなと思っていたら、主役はお父さんのまゆげ! 内容は紹介するより、絵本を見てもらわなければ。「いないいないばあ」っていうロングセラーの赤ちゃん絵本をご存知ですか? あれと同じぐらい、赤ちゃんは喜ぶかも〜
絵のインパクトは、まさに真珠まりこさん! こういう絵を描ける人って素晴らしい〜としか、いいようがありません。