【パリ、ベネツィア、ローマの旅 NO15】ベネツィア3

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ベネツィアは陸地ではなく、ラグーナと呼ばれる泥の潟に無数の杭を打ち込み、その杭の間にまた杭を打ち込み、地盤を支えて、あれほどの豪華な建物が建てられたのです。その分、軽量で柔軟性のある建て方が工夫されたので、千年もの間、地震などの被害にも合わず、今も海の宝石のような姿を、現代の私たちにも見せてくれているのです。ただ、温暖化による海面の上昇に、この美しい町の危機は迫っています。
いまも、高潮になれば、海岸通りや路地、建物の一階部分が海水に洗われるのも度々で、私たちがベネツィアを去る日がそうでした。
ここで紹介しているゴンドラから撮った写真の建物の多くの一階部分がいたんでいるのも、この海水のせいなのでしょう。だからこそ、奇跡のような街なのかもしれません。

さて、ゴンドラに乗りました〜
橋をくぐります〜
行く手に見えるのは溜息橋。
牢獄に送られる罪人が、ここで溜息をついたといわれます。
その牢獄も後で見学して、牢獄の窓から見える水路を写真に撮りました。
観光客の私が見ても、悲しい景色でした。
溜息橋。全景。
実は、後ろの船では、素敵な歌声が…。
サンタルチアとか、オーソレミオーとか、憧れのイタリア男がずっと歌ってくれるコースなんです。
路地。
高潮の時は、ここは波に洗われます。
歌声を聴きながらだと、まるで、映画のシーンのように見えるベネツィア
小路。ベネツィアはこういう小路が迷路のようにはりめぐらされていて、こういう橋のない小路も多いです。
歴史の重みを感じる建物には、今も人々が暮らしていて、窓辺の花や緑が美しいです。
少し暗くなってきました。
通過する窓辺の明かりが…
美しいです。
]スタート地点に帰ってきました。
パステル色の夕焼けが始まってました。
[ゴンドラから降りるとき、手をとってくれた老紳士。
力強くて、素敵な方でした〜
ストライプのシャツは、ゴンドリエーレ(ゴンドラの漕ぎ手)制服です。
これから、ゴンドラを手配してくれた日本女性のおすすめのレストランへ行きます。(つづく)