恋組が増刷になりました〜

恋する新選組(1) (角川つばさ文庫) 恋する新選組(2) (角川つばさ文庫) 恋する新選組(3) (角川つばさ文庫)
このシリーズの『恋する新選組1』の初版刷り数は、私にとっては最大でした。
児童書文庫の全体から見ても、児童文庫シリーズのスタートとしては、大きなものだったと思います。
「このシリーズは面白い!売れる!」と、編集部からも期待されたシリーズでした。
けれど、これまでの児童書にとって、「時代もの」というのは、最初のハードルが高いのです。「現代もの」と同じように、書店で、読者が、すっと手に取ってくれるかどうか…というハードルが。
さらにこのところしばらく、子どもたちにとって、時代劇が遠くなっている風潮もあらわれていました。
でも、新しい流れもあったのです。
小学、中学、高校女子の間にも、「歴女」と呼ばれる熱い層がどんどん増えていたことです。
最初はゆっくりだった『恋組』も、この歴女の女の子たちの手に渡ってからは、口コミでファンが増えて、恋組の世界そのものを愛してくれる熱い読者の応援を受けるようになりました。そうして、知ってさえもらえれば、読んでさえもらえれば、恋組はどんどんファンを増やしていきました。これは、本当のことです。
これまでのすべてが、恋組応援団のおかげです。
恋組ファンのみんな、どうか、これからも、もっともっと口コミで拡げて下さいね。
再び、外伝が書けるその日まで!