『だから優しく、と空が言う』詩/中島未月・写真/HABU(PHP研究所)

このところ、私は自分の足が地につかないような、いつだって風に吹き飛ばされそうな感覚で生きています。
まぜ、そうなのか……そのことに触れるのはやめます。
人の心には、深くて底が見えない穴が空いてしまうことが、人生には一度や二度はあります。きっと、今はその時なんだろうなと思いつつ、日々、それを見つめないようにして、執筆しています。
そんな時に、FBの友達、中島未月さんが詩集を送って下さいました。
空と海の写真に、優しく深い詩が幾つも掲載されている美しい詩集です。
その一つ、ちょっと、ご紹介しますね。
だから優しく、と空が言う
さびしさに心が揺れているときほど
優しい人であることを選ぼう
優しさが心に満ちてきたら
さびしさは そうっと薄まっていくから

さびしさが さびしさを招くように
優しさには 優しさが差し出される
『だから優しく、と空が言う』より 詩/中島未月


今がちょっと辛い人には、心に響くかもしれません。
私には、ことに、タイトルとなっている詩が響いてきました。
でも、あえて、その詩は、ここには紹介しません。美しい青の詩集を手にして、ページをめくりながら、出会ってほしい詩だから。
未月さま、ありがとうございました〜