★このシーンが好き!『うばかわ姫』を覗いてみる
- 作者: 越水利江子,こより
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/07/03
- メディア: 文庫
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望の月の下、裸身を暗い淵に沈めると、夏の頃より冷やかさを増した水に、身が縮むようであった。その水辺で身体をきよめ、水から上がった野朱(のあけ)の裸身を、淵の水が光の粒となって伝い流れた。
野朱の髪、額、頬を淵の水が流れ落ち、その頸、肩、二の腕から、するすると姥皮が脱げて、白くなめらかな乙女の肌があらわれた。
野朱は、両手でたしかめるように、我が身を抱きかかえた。
(わ、わたしの身体……!)
※読者さんから届いた「このシーンが好き!」の数行です。 続きは、ぜひ本で読んで下さいね♡