[今日の本棚]『ばけもの長屋のおはなちゃん 大さわぎ!ばけもの芝居と白いねこ』著/岩崎京子・絵/長谷川義史(文渓堂)
大さわぎ!ばけもの芝居と白いねこ (ばけもの長屋のおはなちゃん)[本/雑誌] / 岩崎京子/作 長谷川義史/絵
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- ショップ: CD&DVD NEOWING
- 価格: 1,404円
作家も画家も、名著多数の岩崎京子さんと長谷川義史さんのコンビです。
この「ばけもの長屋」のシリーズの面白さは、人間もばけものも、ふつうに長屋の隣人のように暮らしているところです。
長屋のご隠居と貧乏神が仲良しだったりなんて、当たり前。見越し入道もいれば、天狗も一つ目も、ろくろく首もいます。今回は、化け猫といってもいいような白猫も! このばけものたちと長屋の住人が、互いにボケたり、突っ込んだりの関係なので、ほんと楽しい〜♪です。ばけものたちが演じる芝居小屋を用意するのは、お隣の人間たち。
その出し物は、江戸の偉い人たちのお家騒動っていうんだから、これが普通の芝居になるはずはありません。
はてさて、どうなることやら〜
岩崎京子さんの時代小説は、いつも勉強になります。明るくて楽しいのはもちろんですが、かといって、時代考証はぬかりなく、今回、私も初めて知ったのは、「与一」という名は、男の子の名前、一郎、二郎、三郎、四郎、五郎、六郎、七郎、八郎、九郎、十郎の次に生まれた子に付ける名前だということ。そんなこと、知ってる人、今は滅多にいないんじゃないかな?お母さんやお父さんに教えてあげたら、きっと、感心されるよ♥