「ふかふか、ふかふか、このおふとん、ふわふわで気持ちいい〜」 森の苔の道で誰かがいった。 「誰だい?」 僕はしゃがんで、苔の道をのぞいてみた。つんつん伸びた苔の芽が、ふるふる震えている。 「君かい?」 「ちがうよ」 苔の芽がふるふる笑ってこたえ…
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