「ありがとう」がいいたくて……

嬉しいことがありました。とっても、嬉しいことです。
小学生の頃に『風のラヴソング』を読んでくださった方から、ミクシィのメールを頂いたのです。それも、思わぬ偶然から。
そのお便りがあんまり嬉しくて、お返事を書きました。
幼い子どもたちが、少年少女が、大人になっても愛し続けてくれる物語を書くこと。
それは、私ばかりではなく、すべての児童書作家にとっての夢であり、目標ではないでしょうか。
頂いたメールは、まるで、過去から届いたラヴレターのように嬉しかったです。
そして、現在、親元を離れていらっしゃるその方の本棚のすみっこには、まだ十四年前の『風のラヴソング』があって、時々、本棚から引き出されているなんて、ほんとに夢なら覚めないでほしいです。
その方にも、神さまにも感謝したい気持ちです。