秋の出版にむけて

4月5月に立て続けに拙著が発行され、夏までの出版予定は7月の『洗い屋お姫捕り物帖』(国土社)を残すのみ。『霊少女清花2』(岩崎書店)は、どうやら9月にずれこむそうです。さて、というわけで、今年後半の出版に向けて、これから追い込まれます。今、執筆中のP文庫新シリーズ、A文庫新シリーズの読み切り各一話めをこの夏まで(6〜7月)になんとか入稿しなければなりません。これにアンソロジーの短編がひとつ(これは6月〆)。それから、やはりP社のリアリズム童話を書き上げねば(これは絵童話か絵本の予定)。さらに、数日前P社の編集長からお電話があって、『忍剣花百姫伝6』を秋には出したいので9月中旬には原稿をほしいとおっしゃって頂きました。花百姫6と7は大増ページスペシャル版なので、一冊400枚は書かねばなりません。これは、気を入れて次々原稿を仕上げていかないとえらいことになります。さあ、頑張らねば。
とはいえ、来週は協会の創作コンクール審査委員会、プレアデス同人のはっさくちゃんの新人賞授賞式などがあって、上京せねばなりません。はっさくちゃんは梅花女子大で教えていた頃の社会人講座の生徒さんでもあるのです。
ほんとは、もう一つの協会の新人賞が季節風同人の本多明さんなので、そのお祝いにも行きたいのに、両協会はなんで一日空けるのかしら。翌日なら行けるのに! 
両協会に所属している遠距離の書き手は、真ん中一日ムダにして、二泊しなければならないのです。これは時間に追われている作家には「来なくてもいいよ」といわれてるみたいなもの。あ、そうか。所属はどっちかにしろってことでしょうか。
う〜ん、でも、一方の会長は川村たかしさん、一方は那須正幹さん。どちらもプレアデスの前身である伝説の同人「亜空間」の敬愛する大先輩です。プレアデスの作家は、どちらかを選ぶことがなかなかできないのです。
これは、私が所属している同人プレアデスと季節風のどちらかを選ぶ事のできない理由と同じです。プレアデス代表横山充男さんと、季節風代表後藤竜二さんは、私が鳴かず飛ばずの頃から励まして下さった恩人なのですから。
来年こそ、一日空けないスケジュールにしてもらえませんでしょうか、二協会さま。あるいは、いっそ合体して協会がひとつにならないかなあ。そうしたら、一番助かるけど……(いろいろあって無理なのかもしれませんが)。
まあ、そんなわけで、しばらくは執筆に専念しようと思ってます。