谷間にて

東京から戻ってから、少々、谷間にいます。精神的な意味ですが。
むろん仕事のことではありません。
ただ、東京で少し疑問を感じることがありました。内容は書きません。誰かを傷つけるのが目的ではないので。
でも、私が感じた疑問を、ごく親しい人に伝えてみました。けれども、その方は私とは違う立場なので、理解して頂けなかったようです。それはそれで良かったと思いました。余計なマイナス因子は発生させない方がいいのですから。
でも、その一方で、距離を感じてしまったのです。自分という明らかに小さな人間と、他者という大きく見える人間との距離。これは、谷間へ入るサインです。
自分でもわかっています。谷間へ入ると、どう頑張っても自分を評価できなくなるのです。私って心せまい、私って欠陥人間……究極には、私には人生かけて大切にしたい他人が確かにいるけれど、どうせ、私をそう思ってくれる他人なんかゆめまぼろし、どこにもいないんやし。>…と前後見境なく言い切るところが谷間なのです。
まあ、いうたら、私なんぞは他人の人生街道の道連れに蹴ころがされていく石ころみたいなもんさ、いっそ尼にでもなっちまおうか……とか>ご無礼な発言、尼さま、平にお許しを。>こんなやつが尼になれるわけがありません!
とまあ、ギャグかと思うくらい、あほ暗ねえさんになってしまうのは、日頃、マイナス因子を見ないよう暮らしているからかも。
まあ、でも、この頃はめったにそんなことにはなりません。自分でストップをかけることができるようになりました。もっとも、それは解決ではなく、薄暗い倉庫の奥にマイナス因子を押し込めておく程度のことですが。それでも、あほ暗人間になるよりはましです。
ま、というわけで、あほ暗人間からの脱却は、仕事あるのみ! こんな時に、可愛いプレゼントを贈って下さったMちゃんご家族や、本のレビューや感想をお知らせ下さる方々に、心から感謝! 元気を頂きました。
しばし、読者さんのことだけ思って一心不乱に書きます。