賢治に惹かれて

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)
賢治の『銀河鉄道の夜』には、世にも不思議な美しい光景がこれでもかというほど描かれています。
その賢治が鉱石を描いたシーンの美しいことに惹かれて、鉱石に興味を持つようになりました。
それで、いろいろな鉱石を観に行ったり、手にしたりしたのですが、その結果としては、『あした、出会った少年』『こまじょちゃんとあなぼっこ』などの物語に鉱石をネタにした物語を書いた(そうそう『忍剣花百姫伝』にも神宝の玉や鉄鉱石が出てきます)のですが、このところ、忙しくて鉱石を眺める機会もなく、鉱石見本も棚の上で眠っていました。
久しぶりに取り出してみると、やはり美しくて見とれてしまいます。
また、鉱石が登場するお話を書きたくなりそうです。
 【雪花石膏/アラバスター
雪花とは、よくぞ名付けた! と、思いました。
ほんとにキラキラ輝いて雪のようです。これも色はさまざまあるようですが、この薄紫色が気に入ってます。
もろい石なので、触れただけで、指先がキラキラに……。
 【天青石/セレスタイト】
天青石は、シチリア島で発見された時、青い石だったので、空色(セレスチアル)という名が冠せられています。
他に、水色、透明、黄色、ピンク、ベージュなども。でも、天界の青と呼ばれる青い石がほしいなあ。
パステルトーンの水色の石はよくありますが、ほんとに澄んだ青はなかなかないようです。
 【紫水晶/アメジスト
お馴染みのアメジストの結晶です。紫水晶は精神を浄化するパワーストーンですが、青や紫の石って精神の浄化効果のあるものが多いですね。
あ、浄化されたくて、鉱石見本を思い出したのかしらん?
鉱石はまだ沢山あるので、これから、また、気が向いたらご紹介しますね。