捨てられた仔犬みたいに……


あまりに寂しい日記なので、先日、片手間に作ったビールの肴でごまかしてしまおう。
正直にいうと、悲しいことを封印しないと、仕事も何も手に付かないのです。
ここ数か月、さまざまな喪失感を味わいました。





疑いなく信じてきた人との関係がとてもはかないものだと感じさせられたりして、それだけでもパイがいっぱいになっているところに、後藤さんの訃報が届きました。
こらえてきた堰が、とうとう切れてしまったようです。
季節風幹事といっても、遠距離の私にできることは少なく、今は、あっちにもこっちにも、どこにも居場所がないような気がしています。

捨てられた仔犬っていうのは可愛すぎるので、そうだ、姥捨て山にでも登ろう。
姥捨て山はどこにある?
ここを見てくれている女の子たち、ごめんね。
弱音を吐いて。
充分すぎるほど大人でも、そういうこともあるんだと、今日のところは許してね。