深夜のつぶやき三連発その1〜2

ツイッターでつぶやいたことは日々更新されて探索不能になっていくので、一部転載しておきます。

どうやって作家になったのかとよくきかれる。後ろ崖っぷちやったからとこたえる。才能以前にそれやったなあと今でも思う。前に進むしか生き残れないと思い知ったら人間は潜在能力を発揮するんです、きっと。

書きたいけど書けない、どうすれば?とよくきかれる。三つのことをすればいいだけとこたえる。1書き出す 2書き上げる 3書き直す それが難しい、書くことが見つからない?そんなら、書きなさんな。あなたは書かなくても楽しい人生の旅ができる人です。

書かなかった頃は、楽しいことが一杯あった。でも、今は数えるほど。書かなかった頃はほしいものが一杯あった。今は数えるほど。書かなかった頃は遊ぶ友達も多かった。今は数えるほど。増えてなくても深くなったもの…孤独と愛。

本をひらいて物語を読むとき、想像の世界は宇宙より大きく広がる。すべてを見せ聴かせ愉しませてくれる映画やゲームやドラマも悪くはない。でも、本は読者一人一人にとって、世界にたった一つの想像をひろげてくれる。想像する力そのものを育ててくれる。

想像する力がなぜ大切なのか。それは、他人の心は見えないから。誰かが悲しそうな時、誰かが痛い時、誰かが苦しんでいる時、想像力だけが他人とわたしを繋ぐ糸。子供のいじめは想像力の欠如。他人の痛みを想像できない子に怒ってもムダ。

子供の想像力を育てるのは、世界中の大人がしなければならないこと。子供にいい食事を与えるのと、豊かな自然や本に触れさせるのは、ずっと大人の義務だと思ってきた。でも、今は子供を虐待するような想像力のない親が増えている。