「季節風」が届きました


2010年秋104号 後藤竜二氏追悼号です。もうそれだけで胸が痛いので、すぐには読むことができず、まだ、パラパラとページを繰っただけです。
でもそれだけで、涙が出そうになります。いえ、でも、その話は封印。
でも、お詫びとお礼を申し上げておかなければ…と思ったことが二点ありました。
一つには、合評会報告を読んで思い出したこと。
合評作品「オシッポ物語」を書かれた、さとうまどかさんへ。ここは見てらっしゃらないと思うので、独り言になりますが。
合評会では言い残したことがあったので、二次会で…と思いながら、ビールを飲んだらすっかりできあがってしまい、いいそびれたことがあったのです。「オシッポ物語」に描かれたお父さんについて、「このお父さんには育てられたくないな」といったのは、このお父さんが私の父に似ていたからです。似た父に育てられたからこそ、主人公の父への愛と反発はそのまま私の思いに近かったのです。だから、お作品への否定ではないのですよ。むしろ、似た父をもった主人公への共感を感じていましたと、二次会で話したかったのですが、結局お話しできず。また次に会った時などと思っていたら、またまたビールの効果で忘れそうなので、ここへメモしておきます。季節風のどなたか、機会があればお伝え下さいまし。
もう一つは『霊少女清花』シリーズの書評を書いて頂きましたはやみずようこさん。ありがとうございました。シリーズを一気に読んで下さったようで、誠にすみません。最後の七凪の励まし、あれは、どっちでも、信じたい方を信じてね。という読者へのメッセージでもあります。受け入れやすい方を受け入れて下さればいいので、むりに納得しなくていいんです。うう、ご苦労おかけしました…。とまあ、二つのお詫びと一つのお礼をここで。