新装文庫版『忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣』見本が届きました!


ただ今、ここで予約受付中→忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣 (ポプラ文庫ピュアフル)
花百姫の失われた記憶と不思議な力が甦る時、運命が動き始めた――。魔王と忍剣士達との壮烈な戦い、命がけの愛。渾身の時代活劇ファンタジー第1弾!(amazon内容紹介より)



ついに、届きました〜
ご覧ください! スカイエマさんの表紙に、しばし、みとれてしまいました。
実は、目次にもイラストがあり、これがまた、めちゃめちゃクールでかっこいいのです(お楽しみに!)。
そして、帯のあさのあつこさんのお言葉……に、胸がいっぱいです。


エマさん、あさのさん、心から、ありがとうございました。

実は、『忍剣花百姫伝』シリーズは、思わぬ不運が積み重なって、辛酸をなめたシリーズでした。
「ドリームス・マッシュ!」というレーベルそのものが低迷したり(当時の売れっ子作家さんが揃い踏みしていたにかかわらず、業界の文庫化の波に押し流されたようです)、そのため、花百姫も書店においてもらえなくなったりしました。
一度は、シリーズ自体が途中で切られるかもしれないピンチもありました。
それを、断固として護って下さったのが、当時のO編集長でした。
そして、O編集長のおかげで、完結編七巻が出たその頃、どこの書店にもないくせに、図書館で読んだ子たちが友達にすすめるかたちで、花百姫の読者はどんどん広がり始めました。それは、まるで、奇跡のような出来事でした。
送られてくるファンレターは、熱く濃く長く、その分厚さは、どんな本にも負けないだろうと思うぐらいでしたし、小中高校生からは、花百姫の外伝や続きの物語を小説にしたものも、次々送られてきました。いわば、二次創作というものです。
お姉さん、お母さんたちからは、霧矢や美女郎へのラブレター?と思えるものも届きました。そして、お父さんもご一緒に読んで下さっているという例が多いというのも、嬉しいことでした。
当時、この物語に出会ったのは小学生だったという子たちが、中高生になった今も、熱いファンレターをくれます。

『忍剣花百姫伝』シリーズは、私にとって、そういう意味で、とてもとても大切な作品なのです。
子供たちや若い人たち(いえ、大人読者もかなり多い)、そういう読者さんたちと繋がっているのだと、強く感じさせてもらったシリーズなのです。
新装『忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣』の発行は、まもなく、5月5日です(ぜひ、ご予約下さい〜)。
その後は、最終七巻まで、一カ月おきに奇数月に発行されます。
あ、そうだ!
『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの?』も、予約が始まりました〜 こちらの絵は、椎名咲月さんです。耽美です。早く表紙画像をアップしたいなぁ
予約は、こちら↓どうぞよろしくお願い申し上げます。

ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの? (ポプラカラフル文庫)

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