【パリ、ベネツィア、ローマの旅 NO11】ヴェルサイユ宮殿6

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いよいよ、ヴェルサイユ宮殿の庭園です。
ともかく広い!
歩いてすべてを見るのは無理というわけで、庭園内には見学バスが走ってます。
でも、私たちは歩きました。歩いてみるという体験こそが、物書きには大切なので。
宮殿から庭園に出て、最初の景色。
これは前方一方向、実は左右にも広がっており、果てしない拡がりです。
水庭から見た宮殿。
フランスバロック建築で、本館中心に左右の比翼のようにひろがり、全長680mあるそうです。
普通のカメラでは、空にでも昇らない限り全体は映し出せません。
写真はほんの一部。
というわけで、ヴゥルサイユ宮殿で買った絵はがき。
1668年の絵です。
庭園の広大さがわかります。
上の写真の建物は、この絵からすると、庭園に面した建物の向かって右の裏側になります。
ラトナの泉水。
この泉水の彫刻は、昔は岩の上に作られていたそうです。今は大理石の土台の上に。
古代ローマの詩人オヴィディウスの神話文学「変身物語」に着想した彫刻。
アポロンの母とディアナの伝説より。ジュピターによって、蛙とトカゲに変えられた人々が下方を取り巻いています。
ドラゴンの泉水。
この泉水は、アポロンの伝説から。
ドラゴンがアポロンの矢で退治されるシーン。
周りを取り囲んでいるのはイルカたちと、白鳥に乗って弓矢をかまえた妖精たち。

どの道もまっすぐ、はるかに…
木立は直線的な壁となり、迷路のように連なっています。
見学の人がどれほどいようと、このように誰もいない道はあちこちにあります。
それほど広く、どの道も人工的に刈り込まれた木々が並んでいるので、まるで迷路のようです。

アポロンの泉水。
これも、太陽神(王の象徴である)アポロンの伝説から。
この彫像が他の泉水の彫像のように白くなく赤茶色に見えるのは、年を経た金メッキの色です。


庭園に無数にある彫像の一つ。
手に仮面を持っている珍しい彫像。

途中で、振り返ると…
(つづく)