『子どものための少年詩集』(アンソロジー・銀の鈴社)著/あだちわかな/井上良子/うたかいずみ/ひさとみ純代/童みどり…さんなど、選び抜かれた詩人さんたち
キラキラの粉雪が舞う今の季節に読むと心にしみる詩が幾つも掲載されています。
詩に切り取られたシーンが目に浮かぶ詩集です。
著者の一人、あだちわかなさんからのクリスマスプレゼントとして届きました。クリスマスにご紹介しようと思っていたのにできず、それなら、お正月の松の内にと思ってご紹介致します。
- 作者: 子どものための少年詩集編集委員会
- 出版社/メーカー: 銀の鈴社
- 発売日: 2013/10/28
- メディア: 単行本
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さて、内容は多彩で、全体をご紹介することはできませんが、FBのお友達や、心に残った詩をご紹介します。
あだちわかなさんの「みんな、そうなのかな」は、とってもやさしい言葉で書かれているのに、なるほど!って、勇気や力もらえる詩でした。
井上良子さんの「よういどん」も、駆けっこの歓声や風や空気、胸に吸い込んだ息の感覚まで、五感に伝わってきて、私の胸まで透きとおったような気がしました。
うたかいずみさんの「犬に変身」も面白かったです。
犬と人間、一緒に歩いて一緒に生きて……愛を感じました。
ひさとみ純代さんの「金木犀のメモリー」は、胸に迫りました。
あの金木犀の香りから、こんな詩ができるなんて。
詩集の最後の詩、童みどりさんの「姉妹」は、この詩集をしめくくるのにふさわしい詩だと思いました。
緑のひろがる一本道を駆けて行く幼い姉妹が見えたような気がして、切ないけれど、胸が温かくなりました。