アウト・ドア活動家、冒険家の二名良日(ふたなよしひ)さんの豪快なリース展

もう二十年来の友人になるでしょうか、二名良日さんのリース展へ行ってきました。
二名さんは、日本各地を飛び回り、子供たちとツリーハウスを造ったり、無人島生活をしたりする一方で、野山の植物でダイナミックなリースを造る活動をしておられます。
そのリース展が京都であり、駆け足でしたが、もう十数年ぶりにお目にかかってきました。
というのは、忙しさにかまけて懐かしい人と会う機会を逸してはならないと思ったからです。
なぜかというと、この冬、大切な友人を亡くしたことで……友人とは、会える時に、無理しても会っておこうと決心したことも無縁ではありません。

←【パンフレットの紫陽花のリース】














さて、リースとは、二名さんによると「想いを、言葉ではなく形で表現したもの」で、いわば、注連縄や月桂樹の冠などに通じるものだそうです。


その言葉通りに、二名さんのリースは清らかで美しいけれど、植物というダイナミックな生き物が、二名さんという野人と力任せの格闘をしたあげく、ようやく静まり、丸く美しくそこに座した……というような感があります。



硬い青竹のリースや太枝を曲げたリースなどもあり、強力の男が、まさに自然と格闘した作品だと感じます。これらのリースは即売もしておられ、嬉しそうに抱えて帰るお客さんもいらっしゃいました。
その二名さんは、現在71歳。
私は二名さんが50代の時に出逢いましたが、その頃に比べてやや白い髪が増えたものの、今でも肌はつやつやとしてたくましく、世評では探検植物作家の巨人とも。

久しぶりにお目にかかれて、懐かしかったです〜